南米にある「天空の鏡」とは?
ボリビアには世界最大級の塩原である、ウユニ塩湖があります。
ウユニ塩湖はアンデス山脈にあります。富士山の山頂と同じほどの標高約3700mに位置しています。
北に100㎞ 東西に250㎞という広大な塩湖で岐阜県ほどの面積を誇ります。
ウユニ塩湖はなぜ、このような高所にあるのでしょうか?
アンデス山脈は海底が隆起したことによってできた山です。
なので、海水と地面が一緒に盛り上がったことによって大量の海水が残り
その海水が蒸発しアンデス山脈にウユニ塩湖が誕生しました。
ウユニ塩湖は全体の高低差がたった50cmという「世界で最も平らな場所」です。
なので、12月~3月の雨季になると雨水が塩湖の表面に薄く張ることで大空を鏡のように映し
「天空の鏡」と言われる神秘的な光景を生み出します。
ウユニ塩湖へは、まず日本から飛行機でアメリカもしくはメキシコシティへ向かいます。その次にペルーの首都にあるホルヘ・チャベス国際空港へ飛びます。
そして、LATAMチリ航空、アビアンカ航空などでボリビアのラパスにあるエル・アルト国際空港へ移動します。
ラパスからウユニ空港まではアマゾナス航空、ボリビアーナ航空、タム航空に乗って向かいます。
ウユニ空港はウユニ塩湖から約80㎞離れた場所にあるので、ウユニ市内まではバスかタクシーを利用すると10分ほどで到着します。
そして、ウユニ市内から現地発のツアーに参加してウユニ塩湖に向かいます。初めて行く方には、ガイド付きのツアーをお勧めします。
また、ボリビアの首都ラパスからバス一本でウユニ塩湖に向かう移動方法もあります。
全て夜行バスで移動時間は12時間です。道路が舗装されていない箇所があるので酔いやすい方は避けた方が良いかもしれません。
夜行バスでは盗難などの被害もあるので貴重品には気を付けた方が良いです。格安バスよりもバス代が高い方が安全性が高くなります。
ウユニ塩湖への行き方はバス、タクシー、飛行機、列車など様々な移動方法があるので、出発前にルートと料金や移動時間などを考慮して決めると良いと思います。
4~11月の乾季にはいくつもの六角形が連なった塩湖が現れ、不思議な光景が見られるのでこちらも人気です。
南米に行った際にはぜひウユニ塩湖でトリック写真に挑戦してみてください。