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アマゾン川の吸血ナマズから身を守る方法

世界一の広さをもつアマゾン川には、多くの生物がいますが、有名なピラニア以外にも、調べてみるともっと気を付けなければならない魚も生息しているそうです。

それが「カンディル」です。

カンディルはナマズ目トリコミクテルス科で

最大でも18cmと小さな魚です。

大型動物や人間などの血を吸うことで知られており、『カンディル:人に寄生する唯一の脊椎動物 The candirú : the only vertebrate parasite of man』という本もあります。

〇〇によると血を飲んだカンディルは、お腹がパンパンに脹れるらしいです。

歯を針のように使い、獲物の血管を切り裂きます。鋭い歯を持っていますが、魚のからだは硬い鱗に覆われているので、表面から血を吸うことは簡単ではありません。そこでカンディルは、大きな魚のえらに入り込み、えらの血管から血を飲むということです。魚を襲う動画がネットに上がっているので、是非見てください。本当に恐ろしいです。

このように開口部から体内に入り込んでくる習性をもつカンディルは、しばしば人間の体内に入ろうとすることもあるそうです。

ただし、カンディル被害がしょっちゅう起こっているわけではないようです。現地メディアg1のロンドニア州版によると、同州での被害件数は年間10件程度とのことです。同メディアは予防策として、濁った水の場所で泳がないこと(カンディルが身を隠しやすいため多く生息している可能性がある)に加え、川で排泄しない、ケガしている時に入らないことなどを指摘しています。いずれも臭いがカンディルを引き寄せてしまうからのようです。

このように、カンディルは危険な生物ではありますが、きちんとその習性を把握し、対策すれば自分自身を守ることができます。

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