なにこれ!ぎょろり目玉の正体とは?!
世界を席巻するコカ・コーラに匹敵する飲み物がブラジルには存在しており、それは「ガラナ飲料」と呼ばれます。
ブラジル国内でとても人気のあるソフトドリンクで、シェアナンバーワンを誇るアンタルチカ、その他多くのブランドが商品を出し、地域限定販売などのご当地ガラナも多く存在する国民的炭酸飲料となっています。
ガラナはアマゾン原産の植物で、ブラジルの熱帯地域各地で生産され、その約70%が清涼飲料水に加工されています。
ガラナが愛される理由は、滋養強壮・疲労回復・精力増強などの効能があると先住民の時代から伝わっていて、コーヒーの約3倍から5倍ものカフェインが含まれていると言われています。
ガラナの実の清涼飲料水以外の加工品として、粉末やシロップなどがあり、自宅で牛乳やフルーツと一緒にミキサーでシェイクして飲んだり、栄養ドリンクのように飲み切りタイプとしてスーパーや薬局で売られたりしています。
ガラナの語源と言われる「ウァラナン」は、先住民の言葉で人間の目という意味があり、実際にガラナの実が熟れた時に、人間の目が飛び出したように見えます。実は、この記事のトップ画像がガラナの実なんです!この実 からガラナが作られるなんて考えられないですよね。
見た目は怖いけどブラジル国民はみんな大好きなガラナジュース、中南米系のスーパーや通販で見かけたらぜひ試してみてください。
《参考文献》
麻生雅人・山本綾子(2019)ブラジル・カルチャー図鑑 改訂版 ファッションから食文化までを学ぶ旅