圧倒的な力を持つ アルゼンチン・ブラジル
世界を熱狂させる4年に1度の大会、サッカー・ワールドカップが今年の11月から始まる。
個人的にも、そして世間的にも、優勝しておかしくない圧倒的な強さを持っていると思われる国が、南米にある。 それはブラジルとアルゼンチンだ。
ブラジルにはネイマール、アルゼンチンにはメッシと言ったスター選手がいる。有名で巧い選手でいっぱいで、海外サッカーを見ている人なら一晩では語り尽くすことはできないであろう。
名前だけではない。彼らの強さは数字が物語っている。 W杯は、南米の予選を勝ち抜いた4チームが本大会に出場できる。その南米予選、この2カ国は異常な強さで3位と大きな差をつけ、かなり前から本大会への出場を決めていた。
具体的な数字を挙げると、1位のブラジルが勝ち点45、2位のアルゼンチンが勝ち点39あったのに対し、3位のウルグアイの勝ち点は11も少ない28となっている。
勝ち点の仕組みがわからない人でも戦績だとわかりやすいだろう。 南米予選は全部で17試合戦う。3位ウルグアイは計6敗だ。これは悪くない数字である。しかし、首位ブラジル、2位アルゼンチン に関しては0。なんと無敗である。 2年近くかけて戦う長丁場の予選であるのも関わらず、このような強さを維持しているのだ。
正直言って、この戦績は、強豪国の多い南米では考えられないことだ。
これだけ良い状態で、この大会に挑める国は、歴史を遡っても数少ない。11月は、ぜひブラジル・アルゼンチンに注目して、W杯をご覧になって頂きたい。