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南米ペルー古城カラル(Caral)

ピラミッドといえば、古代エジプトのピラミッドを思い浮かべる人が多いでしょう。
エジプトのピラミッドと同じ時期に作られたビラミッドがペルーにもあります。5000年以上前に建てられたカラル遺跡です。

caral遺跡

カラル(Caral)は、ペルーの首都リマから北に約200km、太平洋岸から20km以上離れた場所に位置しています。
ペルーの首都リマ近辺は、世界で最も雨の少ない地域として知られています。一年中非常に乾燥している気候で、年間を通しての降水量は203mmです。
時間が経てば果てしない砂漠地帯が形成されます。
見渡す限りの砂漠に澄んだ太平洋の海が出会い、壮大な景色が広がります。
この遺跡は考古学者によって発見されるまで、何千年もの間、砂に埋もれたままでした。

1905年に発見されましたが、当初はあまり注目されず、普通の場所だと思われていました。
1994年にアメリカとペルーの考古学者によって発掘され、古代都市カラルはエジプトのピラミッド同じ時期に作られていたことが発見されました。
その時、ようやくカラル文明が世界に知られるようになりました。

考古学者の考察によると、カラル文明はかなりの高度に発達した古代文明であり、
6つのピラミッドを中心に円形劇場と主神殿などが建ち並ぶ都市が形成されていました。
古いため風化が激しく、ほとんどのピラミッドが周囲の岩に溶け込んでいました。
最も高いピラミッド「大神殿」は高さ約18メートルで、4つのフットボール競技場の広さになります。
ペルーで発見されたこの最大のピラミッドは、古代エジプトのピラミッドやメソポタミア遺跡に匹敵する立派なもので、2009年に世界遺産に登録されました。

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